著者が激しく暴走しながらさまざまな不思議生物を紹介していく『へんないきもの』

校の夏休みが始まって、近所の図書館に「夏休みの自由研究」に使えそうなコーナーが出現していました。

何気なく眺めていると、『へんないきもの』(早川いくを著)という本が目についたので、気になって手に取ってみました。

 

そしたら、なんかもう……著者の暴走止まぬフリーダムワールド!

※ここから先、微妙に下ネタを含みます。苦手な人はご注意! 

 

一ページ目から、『「チ〇トレ」と称して日夜その種の鍛錬に励む諸兄におかれては』なんてフレーズが飛び込んできます(!)

ゲスな(?)内容と格式ばった文体とのミスマッチ感がなんとも言えません。

思わず背筋を正して、「うむうむ」と真面目な顔で読み込んでしまいました。

 

他にも、サカサクラゲのページで『連れ込み宿から出てきたっぽい男女の妙に味のあるレトロなイラスト』(二人とも周囲の目を過剰に意識しているご様子)が出てきたり、センジュナマコのページでとんでもないアメリカン・エロジョークを披露していたり、とにかくもうハチャメチャ!

 

私は基本、あまり露骨な下ネタを活字として読むのは嫌いなんですけど、これは、「次はどんなぶっ飛んだ展開に持ち込んでくるんだろう?」とワクワクしながら読み進めてしまいました。

 

大人のみなさんはもちろん、就寝前のお子様に対する読み聞かせに最適の本だと思います。()

どこかで発見したら、ぜひ一度お手に取ってみて下さい。