筆名に戻しました! 名前と書く作品との一致性について

気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、実は、筆名に戻しました。

本名期間みじかっ!!!!笑

 

もともと本名での活動に切り替えようと思ったのは、最近縁が合って鑑定をしていただいた霊能者さんに「書いているものが水流苑という筆名と一致していない。書いても書いてもしっくりこないのは、そのせいかもしれない」と言われて、自分でもそれが腑に落ちたからでした。

 

 

まだ言葉の輪郭を持ってはいなかったけど、「一致していない感じ」はたしかにあったので、謎が解けた気分だったんです。

正直、葛藤はありました。でも、本名に変えることで現状を打破できるならばと、覚悟を決めたわけです。

 

その結果、水流苑という名のために纏っていたものを脱ぐことができた気がしました。

全裸になったような解放感があったんです。

もう隠すものはなにもない、みたいなね(笑)

 

でも、その一方で、これまで慣れ親しんできた名、それも自分なりの願いを込めて作った名を捨てることに抵抗も感じていました。

これまで水流苑として繋がってきた人たちとの縁が切れてしまう感じがして、寂しく思いました。(すべての人と切れてしまうわけではなかったけど)

 

それでも、「しばらくは様子を見てみよう」と決めていたので、あまり考えないようにしていました。

 

そして今日、やっと、私がやりたかったことのひとつが形になり始めました。先ほどアップした記事で紹介した、恋愛エッセイ風の小説です。

まだまだ手探りではありますが、自分の中で「型」ができたので、これまでとはガラリと状況が代わりました。

ドーナツで例えると、ゼロからドーナツそのものを発明するのは大変だけど、小麦粉で作った生地を油で揚げる、という基本形ができれば、あとはアレンジを加えていくだけという感じ。ある意味、ここからが一番楽しい作業です。

 

で、新しい小説の連載を始めたことで、本名に対する違和感が見過ごせないレベルに達しました。

霊能者さん曰く、本名は大人向けというか、文芸色の強い作品を求める人との繋がりができていく名前、水流苑の方はもっと幅広い人に読まれる名前だそうです。

相談した当時(といっても、ついこの間ですが)は、まだ、「文学的に意義のある作品を書こう」という想いが強かったけど、いまやっと、「私は十代の頃みたいに思い切りふざけ倒した作品が書きたいんだ」って気づきました。

 

 それって、どう考えても水流苑の方なんですよね。

 

「書いているものと名前が一致していない」というのは合っていたけど、今回の場合、「書いているものに名前を合わせる」のではなく、「筆名に書いているものを合わせる」ことが、壁を壊すことに繋がったようです。

 

意識的に合わせようとしたわけじゃないんですけど、書いていくうちに「あ、ここだ」ってしっくり来たんです。

 

そして、それに気づけたのは、本名で小説を書いてみたからこそでした。

本名にしたことで変な気負いがなくなって、自然体の自分で小説と向き合うことができました。

 

私はこの感覚を保ったまま水流苑に戻ろうと思います。

 

なんだか海に還る気分だなー(笑)

魚座で、しかも四柱推命では水の属性になるからか(?)、水や流といった漢字に癒しを感じるんですよね。

 

ちょっと話をそらしましたが(わざと)、そんなわけで、これからまた水流苑をよろしくお願いします。