新作小説『弟金魚とサヨナラしたら』を公開しました!

ブーで新作小説『弟金魚とサヨナラしたら』を公開しました!

「第16回・女による女のためのR-18文学賞」の一次選考を通過した作品です。

 

二年に渡ってひきこもり生活を続けている二十歳の女の子・青葉(あおば)には、四つ離れた弟(イツキ)がいるんですけど、こいつがまあ超生意気なやつでして。姉のことを名前で呼び捨てにするわ、ぞんざいに扱うわで、けっこうひどい弟なんです。

真面目で親の言いつけをよく守る青葉に比べて、イツキの方は幼いころから好き勝手に振る舞って母親や祖母にも甘えたい放題してきました。親にいくら言われても勉強しないし、宿題も放ったらかしで遊びに行ってしまうのが常。

青葉は内心でそんな弟を羨ましく思っているのですが、その一方で溺愛していて、宿題を手伝ってあげたり、口うるさい両親からかばってやったりしてきました。

そんなある日、青葉は「巨大な水槽に入った弟の夢」を見ます。そのことがきっかけで、彼女は弟に対するある歪んだ思いに気がつくのですが……。

 

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現在オンラインで公開している作品の中では珍しく、人間の心理を丁寧に描いた作品です。わたし自身、半分ひきこもっていた時期があるんですけど、そのときのことを振り返って分析したときに、ちょっとぞっとするような心理を発見したんです。それをテーマに書きました。

青葉目線のイツキは、表面上は無害だけどその奥に冷酷な一面を秘めています。作者的にはそこが一番の見どころ(読みどころ)です。

 

夢の中の弟がしゃぼん玉の要領で金魚を生み出したり、金魚が宙を舞ったりと、幻想的なシーンもたくさん出てくるので、幻想文学好きの方もぜひ!

高級ちりめん使用のカラフルな袱紗(冠婚葬祭のときに金封を入れるやつ)を千円未満(送料込み)で購入しました!

週末に仲良しの後輩の結婚式があるので、新しく袱紗(ふくさ)を購入しました!

冠婚葬祭の際に御祝儀袋を包むあれです。

彼氏も使いたいということで、男女兼用で探しました!

 

引っ越す前は実家にあるものを借りていたのですが、デザイン×地味な紫色の組み合わせがなんとなくオバサンくさくて嫌でした。

とうことで、せっかくなら華やかなものをと探していたら……袱紗って色にもマナーがあるんですね。

いろいろと調べた結果、男女兼用かつ慶弔両用で使うなら紫一択だということを知りましたorz

 

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タイムチケットで新しいチケットを三種類発行しました!(無料チケット残りわずかです)

気力期を乗り越えて、現在うるさいくらい絶好調のつるぞのさんです。

今日は朝から勢いでアイディアを出してタイムチケットを三種類発行しました!!!!

 

①SHOWROOMで配信してみたいけど勇気が出ないという方の初配信にお邪魔して、コメント欄で全面的にサポートします(初配信じゃないけどサポート希望の方も可)

www.timeticket.jp

 

②あなたのサービスを体験させてもらって150文字以上でレビューを書きます! 

タイムチケットの無料チケットが売れないという方はもちろん、自分のサービスを利用して真剣にレビューして欲しいという方にもおすすめ!

www.timeticket.jp

 

③人見知りで話し下手な私がトークの練習台になります!

仕事で人見知りさんを相手することが多いとか、好きな人が人見知りなので会話の練習をしたいとか、使い方はあなた次第。

「自分も人見知りなので、話す練習に付き合ってほしい」という方も大歓迎ですよん♪

www.timeticket.jp

 

以上、解散!

 

反抗期特有のモヤモヤやイライラの中身を解き明かしてくれる小説『モサ』

の作品は感想を書くのが難しいので紹介するか迷ったんですけど、せっかく読書メモもあることだし、伝えられる部分だけでも伝えてみようと思います。

人間でも動物でもない不思議な存在のカルガリ一家(外国人っぽいけど舞台は日本です)の長男・モサ(ニート)が主人公の物語です。

モサはイッカイの町の隣にあるニカイの町に住んでいます。(こういう言葉遊び的なのすごく好き)

 

モサはなんていうか、反抗期特有の斜めに物を見る感じで、女の子になりたいわけじゃないけど性別の縛りに反抗してスカートを履いちゃったりする子。

著者の山崎ナオコーラさんは、初期のころからずっと「性別に縛られることへの違和感」をテーマにされているので、「え、ここにも生きているなあ」と思いました。

 

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『切り裂きジャック』(パトリシア・コーンウェル)シッカート犯人説について仔細に分析・考察した読み応えのある一冊!

月、兵庫県立美術館で開催されている「怖い絵展」へ行って来たんですけど、そこで展示されていたシッカートの『切り裂きジャックの部屋』の説明で「切り裂きジャック・シッカート犯人説」とやらを知って興味を持ち、現在、パトリシア・コーンウェルの『切り裂きジャック』を読みふけっております。

 

小説ではなく、シッカート犯人説について、あらゆる方面から分析・考察してある本です。

 

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ものすごく臭い女が恩返しにやって来る!? 新作『お納の恩返し』を公開しました!

話風のコメディ短編小説をパブーというサイト上で公開しました。

今回はテーマを含ませることなくふざけることに徹したので、「ふざけた話が大好き!」という方にぜひ読んでいただきたいです!

原稿用紙約18枚なので、10~20分もあれば読み終わるかと思います。

 

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実はこの作品、もともと『ブックショートアワード』という賞に応募する予定でした。こちらの賞は現在、種類のテーマの作品を募集しているんですけど、わたしが応募しようとしていたのは「おとぎ話や昔話、民話、小説などをもとに創作したショートストーリー」の方です。

 

……ということは元になる作品があるわけですが、これ、書いたらファンの人に怒られちゃう(とか言いつつ、続きで書いてます↓笑)

 

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毒薬にまつわるリアルなストーリーが豊富な『毒薬の手帖』(毒薬の手帖)

薬という言葉の甘美さに惹かれて手に取った『毒薬の手帖』。

古代から順に毒薬の歴史を丁寧にたどっていく本です。

 

毒に関する本はこれまでにもいろいろ開いたことがあるんですけど(開いただけっていう笑)、ここまで夢中になれたのはこの本が初めてでした。

最初、図書館で澁澤龍彦(シブサワって読みます。難しいですよね笑)全集なるものを借りたんですけど、その中に収録されていた本書が気に入ったので、amazonで中古本を注文しました。

 

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